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シニアの就労には家族の"見守り"が不可欠


「年金だけでは生活が大変だ」「まだまだ現役でいたい」等の理由から、60歳以上でも働くシニアが増えています。ただ、私はこの"シニアの就労"には、家族の見守りが不可欠だと思っています。



【60歳を境に変わるシニアの就労状況】

平成25年に厚生年金の支給開始年齢が引き上げられた事に伴い「高年齢雇用安定法」も改正され、国をあげて60歳以上の雇用に力を入れています。

ただ、平成28年度の内閣府の調査による非正規雇用者の割合は、55~59歳の14,3%に対し、60~64歳は57,1%、65~69歳は74,4%。
シニア層は雇用されてはいるものの、60歳を境にその雇用環境が急に変化している事が分かります。

私の知っている会社で、積極的にシニア層を採用しているところがあります。
私の住む町はかなりの高齢化地域なので、シルバー世代が貴重な人材になるというのは確かです。ただ、その裏側には「シルバー世代なら最低賃金の上、非正規雇用で雇う事が出来る」という会社の本音が見え隠れしています。
決してその会社が"悪い"という訳ではありません。その条件は労働基準法に何ら違反していませんし、何よりその募集内容で「この会社で働きたい」と希望するシニアがいるのだから、持ちつ持たれずの関係だと思います。

でも…、です。
長年勤めた会社で"それなりに確立したポジション"にいた人が、再就職や継続雇用で「非正規雇用」「最低賃金」になるという事は、本人にとって"かなり厳しい心理状態"に陥る可能性があります。
その事だけは、働く本人も家族も認識しておく事が大切ではないかと思います。

その為「60歳を過ぎても、今までと同じように働く」
と思わず、「60歳を過ぎたら"シニア人材"になる」と意識する事で、様々な変化によるストレスを軽減し、トラブルを避けられる可能性が高まります。






【その会社は"シニアの受け入れ体制"が出来ているか?】

これもまた実例になるのですが、私の知っている会社で、10代の新人社員と60代の再就職したシニア層とが、まったく同じ仕事をするという会社があります。

これは業種によっては"よくある事"ではないかと思います。10代でも60代でもまったく同じ「新人」として扱われる状態。多くの若い世代が、この状況を「当然」と受け止めるかもしれませんが、これには少し疑問を感じてしまいます。
例えば肉体労働の場合、10代と60代では体力が格段に違います。きつい仕事をした翌日の疲れの残り方も全然違います。

この"60歳以上の身体状態"を知らずに、会社がシニア層を受け入れるのはとても危険な事に思えるのです。
例えば、きつい仕事や炎天下での仕事が連日続けば、60歳以上の場合、脳梗塞等の急病にかかるリスクが高まります。また10代と比べられて、その能力の差を指摘されれば過度なストレスにもなりかねません。

現実日本は、60歳以上の就労に力を入れています。
でも「60歳以上の仕事内容」が疑問視される事は少ないのが現状です。
そこには「60歳以上で仕事が出来るだけありがたい」というシニア層の思いがあるのかもしれません。

でも理想を言えば、60歳以上の雇用確保と共に「60歳以上に向いている仕事」の確保、そして「60歳以上を雇う際の健康上の指導」にも国は力を入れて欲しい…と切に思います。



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【シニアの就労"自分の身は自分と家族で"守る!】

「シニアだから最低賃金、非正規雇用でいい」「10代と60代に同じ能力を求める」。
合法ではあるけれど、どこかシニアを"軽視"して雇用している会社は少なからずあるのは事実だと思います。

またシニア世代は「同じ会社で長く勤める事」が良いと考える方が多いので、仮に再就職先や雇用延長による部署移動で過酷な仕事内容を要求されようとも、極限まで我慢してしまう可能性があります。
その結果、過度なストレスによる"うつ"や心筋梗塞につながる事も充分に考えられます。

その為、シニアの職場環境が変わる時は、家族が本人の変化をよく見守る事が大切だと思います。

・過度に誰かから批判され、ストレスを感じてないか。
・残業が多い、休日出勤が頻繁にある等の過度な時間的拘束を受けていないか。
・必要以上に疲労を訴えていないか。


そのような点を中心にチェックし、もし当てはまるようなら転職や退職をすすめるのも一つの方法だと思います。

本人は「いつまでも元気!」と思っていても、60代からは体力が落ち、病気にかかるリスクが高くなります。その現実から目を反らさず「無理は絶対にしない事」

「体に鞭打つ仕事」は、即介護や死に繋がる可能性がある事を絶対に忘れない上で、仕事する事が大切だと思うのです。

どうか、後悔しないように!

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プロフィール

できれば親孝行

Author:できれば親孝行
将来「4人の高齢者」を夫婦2人で抱える可能性がある40代女性です。

介護の知識ゼロでしたが、少しでも今後の不安を解消したくて介護情報を調べ始めました。
まだ介護は始まっていませんが「今から知っておいた方がいい事」を中心にどんどん綴っていきたいと思います。

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